《 中華人民共和国 》

北禅寺/北山寺(道教寺院)
撮影場所:青海省、西寧

《石窟寺院》群で構成されている

青海省最古の道観(道教寺院)。岩壁に窰洞を掘り、石窟寺院(&僧院)が造られている。石窟寺院と石窟寺院は、岩壁の表面につくられた細い廊下(空中廊下)で結ばれている。この北山に道観(道教寺院)が建てられたのは、今から2000年前、と言われている。

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■道教

道教は、もともとは中国古来のシャーマニズム的呪術信仰を基盤とする自然宗教から発達した宗教とされ、隋・唐の時代に体系化された。約1800年の歴史を持つ。

道家思想家の老子は、仏教、儒教の影響をうけ、道家思想を中心に据えて解いた。老子が解いた「道徳経」が主要経典。この他、膨大な経典と深遠な教義が伝えられている。荘子も道家思想家である。

道教は、仏教や儒教が有していた技術・理論・教義不老を摂取した。不死の神仙(仙人)の「神仙思想」や、シャーマニズムの技法(祈祷)、三部世界(仙=天・人・鬼)の概念、呪術、占い、自然科学・自然哲学(陰陽五行説、天文)、武道や気功の源流となった体術・医術などを取込んだ。

道教の基本原則は、福禄寿(幸福・財産・長寿)。
一般信者は、宗教用の紙幣を燃やして「神様を買収」したり、新年の挨拶書は「恭喜発財」などと、非常に「合理的な考え方」、現世利益を追求する。信者の多くは、中国商人や華僑が多い。

道観(道教寺院)は、中国のほぼ全土にある。中国には道観(道教寺院)が、約15,000カ所ある。道教寺院の僧は「道士」と呼ばれ、黒い服と黒い帽子を被っている。中国全土で、道士/女道士(女冠)が約25,000余人いる。

主な道観は晋代に創建され、唐代に入ってから次第に拡張されるようになった。元代の戦乱によって破壊を被ったが、明代にまた再建されている。中華人民共和国成立後の中国共産党政府は布教を禁じ、文化大革命期には、道士/女道士(女冠)は自活を強いられた。

文化大革命終結後の1980年代になると、道観(道教寺院)は次々と修復されていった。