《 中華人民共和国 》

▼行き方

「洪抗鎮」ホンコンツン から「古竹」下車。バイタクが便利。片道5元以内(2004年1月)。
「洪抗鎮」までは、廈門またはからの“永定/下洋”行きのバスが「洪抗鎮」に止まることが多い。廈門またはからの“永定/下洋”行きのバスは、経由地(ルート)が色々あるので、事前に確認が必要。他、近隣の町からのミニバスなどの便も多い。

▼「洪坑鎮」には46座の円楼がある。

客家方楼:光裕楼
撮影場所:福建省永定県洪坑鎮

光裕楼:洪坑鎮でもっとも早い、1775年に建てられた。専有面積は8,000平方メートル。3階建ての巨大《内通廊式方楼》で、部屋は102間あるという。洪坑鎮に住む大富豪の林3兄弟の血縁者が住む家屋。19世紀、林3兄弟は、煙草の葉を刻む「煙刀」で財を成した。

現在、この広大な家の住民は、"血族の数家族"のみ、とほとんど住んでいない状態だが、比較的保存は良い。隣に、華麗な方楼「裕福楼」がある(林3兄弟の本邸宅)。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

住居は、メゾネット式(2つ以上の階を垂直にまたがる集合住宅の様式)。

入口は《大門》タアメンといわれ、この大門をくぐると門庁 マンティン があり、祖同(祖堂)ツウタン へと直線の通路で通じている。門は、1カ所のみ。

基盤には、水害から守るために《玉子石》が積まれている。壁の厚さは、通常下部で1.6m位、上部では60〜70 cm となっている。

房(部屋)は、概ね、間口(前面の幅)が2.5〜3m、奥行きは3〜5m程度。四隅の房が、構造上、広くなっている。1階はすべて厨房と食堂。2階は全て糧庫、3階と4階が居室(4階建て以上の場合は、家長の寝室に割り当てられている)となっている。

福建省永定県などにある円楼や方楼は、《内通廊式土楼》と呼ばれる。

《内通廊式土楼》は、2階以上の各部屋(各世帯)を横につなぐ、《走馬廊》と呼ばれる回廊を持つ。方楼の内周をぐるりと囲っていて、内側全体をひと目で見渡すことができる。

《走馬廊》ツオウマアラン を持つ円楼・方楼は、外壁のみ土のブロック(土台は石組)でつくられ、内部は杉材など木材100%でつくられる。隣家との壁は薄い木材なので、隣家からの音漏れがある。《内通廊式土楼》は、各世帯のプライバシーを重視するより、集団防衛(火事も含む)のための対処を重視している。

しかし土楼は、夏は涼しく、冬は温かい。夏は、ぶ厚い土壁が陽射しをさえぎり、冬は風と冷気をブロックする。雨期には、土壁が湿気を吸い取る。





2001年3月撮影