《People's Republic of China / 新疆ウイグル》

羊の丸焼きロースト「トヌールカバブー」
撮影場所:新疆ウイグル自治区ホータン

トヌールカバブー(全羊)

お祝いの席には欠かせない料理。羊の内臓を全て取出し、ここに各種香草を入れて、羊丸ごと特大の「タンドリー壺」に入れて焼き上げる。暖かいうちは実に香ばしい!100m先からも匂いを感じることができ、涎が垂れる。

重量制/切り売り、で販売する。この手のローストは、羊の他に、山羊・牛・駱駝バージョンもある。

写真左端は、新疆の“ナン”。羊のローストを買うと、このナンの上に肉をのせ、包んでくれる。これは羊のローストの保温も兼ねた賢い方法。ナンに肉汁がしみこみ、これだけでナン1枚が食べられる。まさに一石二鳥!



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山羊/羊

アラビア語では、山羊/羊ともに「ガナム ghanam」と呼ばれる。イスラームが信仰される以前から、山羊/羊は、中東の人々の生活を支えていた。アラビア半島で派生したイスラームを信仰するムスリムにとっては、山羊/羊は特別の家畜である。

イスラームのハディース(預言者ムハマンドの言行に関する伝承集)では、「ガナムは有益である」と言われたために、アラビア半島以外に住むムスリムも含めて、山羊/羊は好んで食べる食肉である。

イスラームでは、最善の犠牲動物は「生後1年間以上経つ、病気にかかっていない雄羊」とされる。

山羊:“首が長く、雄には顎髭”がある。
動作が活発で、崖などの勾配のキツイ急な山岳地帯でもOK!《山羊は崖向き》。寒さには弱いが、暑さには強い。病気に強い。

棘の多いイバラなども食べることが出来る。つまり粗食に耐え、荒れ地でも飼育出来る。草を食べるとき、根こそぎ食べてしまうため、山羊の放牧地は荒れ地になることが多い。

山羊の《乳》は、羊の三倍ほど(1頭あたり1日約500-1,000cc)と良く出る為、乳を加工して保存したり、売買したり出来る。ゆえに、山羊は食肉用よりは“搾乳の対象”として重宝されている。搾乳は放牧から戻ってくる昼と夕方の2回行うのが一般的。

貧困の牧畜民にとって山羊は、搾乳を目的として飼っているため、家畜の数を減らさずに「現金収入」となりうる貴重なものある。山羊毛は、雨水をはじく効果があるため、主に(自宅用の)テントなどで使う。

羊:“毛は灰白色で柔らかく、巻き毛”、角がないものもある。
性質は臆病で常に群をなす。崖など勾配のキツイ所を苦手とする《羊は平野向き》。寒さには強いが、暑さには弱い。病気になりやすい。

羊の《乳》は、山羊の1/3ほど(1頭あたり1日約300cc)のよく出ない為、用途は、《羊毛》と《食肉》と《脂》に限定される。羊は、殺さないと現金収入にならないため、増減が激しい。そのため比較的裕福な牧畜民が飼育する。羊毛は、原毛として出荷(敷物など)したり、紡いだものは衣類などに使われる。

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羊と山羊は、通常1群として放牧される。牧草を多く食べさすと乳の出が良くなるので、夏は涼しい放牧地へ、冬は雪の降らない放牧地へ移動していく。

100頭のメスに対して、3頭前後のオスを《種オス》として混ぜている(オスが多いと群れを崩す)。秋〜春にかけて1-2回出産し、1回あたり1頭を産む。メスは売らず、オスは生後半年ほどで売る。メスと種オスは、7歳ほど過ぎると《食肉用》として売る。




ウイグル独立運動
(東トルキスタンの旗)

東トルキスタン亡命政府公式ホームページ
http://www.eastturkistan-gov.org/index.htm